ON THE ROAD~プチひきこもりの明日に架ける橋

バツ2の私が経験を元に、色々綴っています

ドラマ『ひとつ屋根の下』

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私には好きな脚本家が3人いて、その3人の手掛けたドラマを順に、今のところピックアップしてきていますが

初回は「倉本聰さん」の『北の国から2回目は「遊川和彦さん」の『女王の教室について綴ってきたので

 

bluesky-18-tt.hatenablog.com

 

今回は野島伸司さん」の『ひとつ屋根の下』を取り上げてみようと思います。

野島伸司さんが手掛けた作品の中で1番好きなのは

無償の愛を描いた『この世の果て』なんですけれど、ちょっと内容がヘビーなところもあるので(^-^;

いきなり、そういうヘビーなものを取り上げるのも何かなと思ってね(;´∀`)

まずは、笑いと涙と人情を描いたホームドラマの方が無難かなっと想い

『ひとつ屋根の下』にしておきました(笑)

っと言っても『ひとつ屋根の下』も好きなんですけれどね!(笑)

 

ひとつ屋根の下 (1) [VHS]

ひとつ屋根の下 (1) [VHS]

 

 

 

ひとつ屋根の下2 第1巻 [VHS]

ひとつ屋根の下2 第1巻 [VHS]

 

 

このドラマは家族がいるって良いなぁって思わせてくれるドラマでしたよね。

 

幼い頃に事故で両親が亡くなった後は、それぞれが親戚などの家に預けられて

大人になって数年してから、バラバラになっていた兄弟たちを、長男である「柏木達也(あんちゃん)」(江口洋介が呼び集めて、また再び共に暮らし始る。

 

そこから物語はスタートしますけれど、長いこと会っていなくて、ほぼ他人状態になっていた兄弟たちは

最初は「あんちゃん」の暑苦しいまでのお節介やら愛情に、なかなか応えることが出来ずにいましたけれど

兄弟たちに、色々と問題がふりかかった時に、体当たりで全力で立ちはだかって、兄弟たちを守ろうとする「あんちゃん」の姿を目にしていくうちに

少しずつ「あんちゃん」に心を開いて、真の家族になっていける過程が感動的でしたよね!

 

昭和の時代を彷彿させるような設定だったり、死語とも思えるセリフや、寒いジョークも飛び出しますけれど(笑)

それぞれ兄弟のキャラも、また個性があって良かったです(#^.^#)

 

それまでは比較的、クールでカッコイイ❝イケメン❞役が多かった江川洋介さんの「あんちゃん役」は

そのイメージを良い意味で崩してくれて、演技の幅が広がったように思えましたものね(*^▽^*)b

今では、そういった役も、あまり見かけられなくなってきちゃいましたけれど…。

 

そして、よく未だにこの役柄をモノマネされてしまう(笑)福山雅治さんが演じる次男の「ちい兄ちゃん役」は

様々なことを割り切って、率なく世の中を渡り歩いていて、感情がなくて冷たいなと感じられる部分もありましたけれど

「あんちゃん」と共に過ごしていくうちに変わっていくところが、救いに思えて良かったですよね。

福山雅治さん自身、俳優として成長された作品だったような気がします。

 

他のキャストに

「あんちゃん」を慕う長女「小雪役」をのりピー酒井法子さん)が。

グレて悪さばかりしてきて、問題児扱いされてしまいがちな三男の「和也役」を石田壱成さんが。

頭が良くて真面目で、将来に夢を持っていたのに、ある事件が起きて大きなトラウマを抱えることになってしまう次女の「小梅役」を大路恵美さんが。

バイクとの衝突事故で車椅子生活になっていて、1番心を閉ざしていた四男「文也役」を山本耕史さんが。

それぞれ演じていましたね。

 

こうして見ると、豪華キャストですよね。

皆さん、今では大御所の役者さんになりましたものね。

中には人生色々とありすぎて、地上波のテレビには出演できない方もいますけれど…(>_<)

でも、このメンバーで、その後の「柏木家」を演じてもらえたら面白そうだなぁって思います。

 

このドラマは、放送された年の最高視聴率トップ1になったようですよね。

好評だったのでパート1の後、パート2が放送されて、その際には松たか子さんも出演されましたっけ。

 

よく「あんちゃん」が何かあるたびに言っていたセリフ。

「そこに愛はあるのかい?」「心にダムはあるのかい?」と言う言葉が、強く記憶に残っています。

ちょっとクサイなぁっと思えるようなセリフも、沢山出てきましたけれど

1つ1つが深くて、普通だとなかなか言えないけれど、誰もが胸に秘めている感情だったりするんだろうなぁって思いました。

 

振り返ってみると、昭和の頃だったら、素直にそうだよねって共感し合えたことも

時代が変化して、新しい価値観が生まれて支持されていくようになったことで

それが恥ずかしく捉えられてしまうようになり

熱くなりすぎることがカッコ悪いだとか

身を削って誰かのために闘うことも、ダサイだとか思われる時代になってしまいましたものね。

だけど、それって表面的なことであって、本当は心の中では、そういうカッコ悪いと思われてしまうことをしてくれる人が現れるのを、皆、願っているんじゃないのかなぁって思ったりします。

それゆえに、このドラマは大ヒットしたんじゃないかと…。

 

 

大きな心で、家族を受け止めようとする「あんちゃん」

そんな「あんちゃん」なのに、お風呂上りに毎日楽しみにして食べるプリンを

誰かに食べられてしまっていると、必要以上に怒りまくって取っ組み合いの喧嘩になるという。

そういう大人げないところもある「あんちゃん」

そこがまた人間味があって良いなぁと思えるんですよね!

 

見ていて笑えたり、泣けてきたり、ハラハラしたり、怒りが湧いてきたりしながら

喜怒哀楽を一緒に感じられるドラマでした。

もう一度見たいので、再放送してくれたら良いのになぁ~っと思っています(*^_^*) 

 

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