ドラマ『踊る大捜査線』
今日は久しぶりに好きなドラマについて…。
今回は多くのヒットドラマを生み出した君塚良一さんが手掛けた
『踊る大捜査線』を、取り上げてみようと思います。
君塚良一さんが手掛けたドラマと言うと、他には
- 太陽にほえろ(423話と434話)
- 心はロンリー気持ちは…
- 季節はずれの海岸物語
- 中森明菜 メロドラマ
- ルージュの伝言
- ずっとあなたが好きだった
- 誰にも言えない
- ナニワ金融道シリーズ
- さよなら小津先生
- 誰も守れない
など、注目を集めた作品が多かったです。
織田裕二さんは、その前に『東京ラブストーリー』で、一躍トップスターになり
次から次に色々なドラマの主演を務めていました。
そんなヒットメーカーの2人が、タッグを組んだドラマでもあるので、驚異的なブームになりましたよね(*^▽^*)b
元敏腕営業サラリーマンだった青島俊作(織田裕二)は、脱サラをして交番勤務を経てようやく念願の刑事課に勤務することになったのに
配属された部署は❝空き地署❞と陰口されているような、どうにも冴えない部署でした。
配属直後に事件が発生して、現場に向かっても❝所轄の刑事❞だからと言うことで、現場検証にも立ち合わせてもらえません。
青島はテレビで見るようなカッコイイ刑事をイメージしていたのに、現実はかけ離れていて、ヤル気をなくしたりします。
そんな中で、同じ部署の大先輩で、定年間近のベテラン刑事・和久平八郎(いかりや長介)から、❝所轄刑事の心得❞を叩きこまれます。
同僚には、青島に色々と世話をやいてあげる男勝りの女刑事・恩田すみれや(深津絵里)や
青島より下ですが、東大卒でキャリアは上で、親の七光りで配属された真下正義(ユースケ・サンタマリア)が、昇進試験の腰掛としていました。
他には、父を殺害され被害者の娘で心に傷を負っていた柏木雪乃(水野美紀)が、青島たちの励ましによって、心を開いていくようになり、警察官を目指すようになります。
そして事件が起きた際に、所轄に帳場が立ちあげられた際に管理官が送り込まれ
その時に出会った管理官が、室井慎次管理官(柳葉敏郎)でした。
その室井管理官と青島は、そこから因縁の仲になっていくんです。
室井は、最初は青島に対して冷たい態度を取っていましたが、青島の心意気に打たれ
次第に青島のことを認めるようになり、目を掛けるようになって、青島がやろうとしていることを支援するようになります。
青島は、和久が、よく青島に言っていた「正しいことをしたければ偉くなれ」と言う言葉を信念にして
警察の中では弱い立場ではあるけれど、自分や仲間たちを頼ってくれる人々を守るために、強くなろうと決心して、大きな権力などに闘いを挑んでいこうとします。
このドラマは、刑事ものと言っても、単に事件を解決するだけのドラマではなく
どちからと言うと、警察内部の改善を計ろうとして、青島と室井管理官が共に
大きな組織に一石を投じようとして奮闘する姿を描いていました。
でも、組織の力って、そう簡単に動かすことって出来ないですよね。
なので、青島は何度もくじけそうになるんですが。
その都度、大先輩の和久がかけてくれる言葉が、胸に沁みてくるんです。
和久の存在は大きかったなと思います。
こういう人が、そばに居てくれると、人は気持ちが動かされて、前に進めるようになるんだろうなと感じました。
いかりや長介さんが、本当にイイ味を出していましたねぇ。
この役は、いかりやさんでなけれダメだったと思います。
いかりやさん自身の生き様がダブって見える感じでした。
そして、青島と室井管理官との関係が良かったですね。
キャリアは違えど、同じ志で共に助け合いながら闘う姿は、見ていて胸が熱くなりました。
事件を解決するのに、所轄だとか本庁だとか、そういった警察内部の垣根なんて
被害者からしたら、何の関係もないですからね。
切磋琢磨しながら、青島が問題を解決していくシーンも、晴れ晴れする気分になれてスカッとしましたね。
青島のような刑事がいたら、色んな事件が事務的に処理されずに済むんでしょうね。
このドラマが好評だったことから、何度も映画化されて上映されました。
- 『踊る大捜査線 THE MOVIE~湾岸署史上最悪の3日間』
- 『踊る大捜査線 THE MOVIE~レインボーブリッジを封鎖せよ』
- 『踊る大捜査線 THE MOVIE~ヤツらを解放せよ』
- 『踊る大捜査線 THE FINAL~新たなる希望』
私は❝ヤツらを解放せよ❞までは見たかなぁ~(^-^)
他にスピンオフ作品も制作されて上映されましたね。
話題を呼んで人気があって怪物ドラマだったような気がします。
織田裕二さんも若かったですものね(*^。^*)b
青島の青さだったり、勢いのある性格が、とても似合っていたなと思います。
織田さんの歌う主題歌も、よく口ずさんだりしてたなぁ~(*^▽^*)
最近、こういったドラマも見かけなくなったので、寂しい感じがします。
何か機会がある時にでも、再放送してもらえたら嬉しいですね(*^_^*)