ON THE ROAD~プチひきこもりの明日に架ける橋

バツ2の私が経験を元に、色々綴っています

さだまさし「主人公」

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私の好きな曲を、お届けしているこのコーナー。

今日の1曲は…。

 

さだまさし「主人公」

 

私花集〈アンソロジイ〉

私花集〈アンソロジイ〉

 

 

主人公

主人公

  • さだまさし
  • 歌謡曲
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

この曲はアルバム「私花集(アンソロジー)」に収録されている曲なんですけれど

私が、初めてこの曲の存在を知ったのは

浜田省吾さんのファンになるキッカケを与えてくれた人でもある

高校時代に憧れてた先輩の彼女から、教えてもらったのがキッカケでした。

 

当時、ひょんなことから、先輩の彼女と仲良くなってしまって

手紙のやり取りをしていたわけですが

いつも、その彼女は手紙の最後に、彼女が気に入っている歌の歌詞を綴ってくれていて

その中の1つに、この「主人公」という曲の歌詞もあったんです。

 

たしか、もしもの話をしていた時に

先輩と別れてしまった後、こんな風に相手のことを想えたら素敵ね!

っという話題から、この歌詞に繋がっていったと思うんですけどね。

 

先輩というのは、背が高くて、ちょっと目がツリ目のイケメンで

見た目もクールでしたけど、性格もクールな人でした。

彼女が何かに悩んだ時に、先輩はアドバイスはしてくれるけれど

答えは、ちゃんと自分で見つけなさいっと言って

彼女のことを突き放すタイプだったようでね。

 

それに対して、彼女は、もっと優しさを「彼氏」には求めていて

突き放す先輩のことを冷たく感じて

時折、そんな先輩についていけなくなり

その都度「さよならして下さい」っと言い出してしまうことがあったようでした。

でも、毎回思い直しては、また付き合い続けるということを繰り返していたみたいなんですけどね。

 

その彼女というのが、これがまた妖精みたいに可愛い人でね。

見た目は、今の時代で言うなら「橋本環奈」風

性格は、控えめで、か弱くて、優しくて、ちょっぴり泣き虫で

女子から見ていても守ってあげたくなるような人だったんですよ。

1人じゃ生きていけないタイプで、突き放したら、迷子になったっきり戻ってこれないタイプという感じ。

私は彼女より1つ年下でしたけど、私の方が年上に感じられちゃいましたし

周囲からも「どっちが先輩なんだかわからねーなぁー」って言われてました。

 

そんな彼女でしたから、やっぱりクールすぎる先輩に対して

尚更、不満を感じてしまったりしたんでしょう。

 

でも、先輩は、そんな彼女の甘えみたいなものもわかっていたようで

毎度すぐに、簡単に別れを切り出す彼女に対して

(=問題から、すぐに逃げようとする彼女に対して)

先輩は、いつも

「その時のいっときの感情で物を言うんじゃなくて、ちゃんと考えてから決めて言わなきゃダメだよ」っと言っていたみたいでね。

毎度、そんな風に先輩に諭されていた彼女は「まるで、お父さんみたいな人」って

先輩について私に話してくれていたんです。

 

たぶん、この歌詞の内容が、そんな先輩の姿とダブって思えたりもして

この歌詞のことも教えてくれたんでしょうけれど

この歌詞を読んだ時、私は妙に納得して「いい歌だなぁ」って思ったんです。

 

その後、先輩と彼女は、何度か別れたり復縁したりしながら

最終的に、別々の人生を歩んでいきましたけれどね。

 

 

「或いは」「もしも」だなんて

あなたは嫌ったけど

時を遡る切符(チケット)があれば

欲しくなる時がある

あそこの別れ道で選び直せるならって

 

勿論 今の私を悲しむつもりはない

確かに自分で選んだ以上 精一杯生きる

そうでなきゃ あなたにとても

とても恥ずかしいから

 

あなたは教えてくれた 小さな物語でも

自分の人生の中では 誰もが皆 主人公

 

時折 想い出の中で

あなたは支えて下さい

私の人生の中では 私が主人公だと

 

 

自分の人生の中では、自分が主人公だと思える捉え方って良いですよね。

どんなに、自分自身が、ちっぽけに感じられても

そう思えることで、前を向いて歩いていける気がして。

 

そして、その後、私が高校を卒業して

勤務し始めた会社の新人研修の時の講師の人が

人間味あふれる人事部のオジサンだったんですけど

毎日、研修中に歌を流してくれていてね。

その歌の中の1つに、この歌もあって、思わず感激してしまったという(笑)

 

新人さん達に、これから働いていく中で、辛いことも出てくるかもしれないけれど

その時は、この歌を思い出して、前を向いてね!

っとエールを送ってくれているかのようだったんです。

 

そんな風に、私にとって、この曲には2つの想い出がつまっているんですよ。

 

自分自身、その後の人生の中で

「或いは」「もしも」って思う時もありましたけど

そう思った時、この歌が頭に浮かんできたりもしてね。

どれも自分で選んできた道でもあったので

そうだよねぇ。

「自分で選んだ以上 精一杯生きなきゃ!」って思えたりもしたんです。

 

っということで

青春時代の懐かしい想い出が蘇ってくる曲のご紹介でした(*^_^*)

 

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