ON THE ROAD~プチひきこもりの明日に架ける橋

バツ2の私が経験を元に、色々綴っています

ドラマ『闇金ウシジマくん』

スポンサーリンク

 

久しぶりに私の好きなドラマについて。

 

今回取り上げるドラマは、2004年から2019年まで

「ビックコミックスピリッツ」で不定期連載されていた

真鍋昌平さん原作のコミックをドラマ化したものです。

 

ドラマ『闇金ウシジマくん』

 

闇金ウシジマくん

闇金ウシジマくん

 

 

闇金関連の内容と言うこともあり、借金によって奈落の底まで堕ちて行く

登場する人物たちのヘビーなエピソードだったり

そこに付随してくる綺麗事じゃ済まない社会の現実や闇が描かれているため

見終わった後の爽快感はなく

重くズッシリきてしまったりもするんですけど

物語の途中に、ちょいちょい笑い処があったりするのと

主人公の闇金を経営する❝ウシジマくん❞の発する名言が

1つ1つ心に刺さって、教訓になる面があるので

見始めるとヤミツキになってしまうドラマだったんです。

 

 

ストーリーのおおまかなあらすじは…

 

 

10日5割(トゴ)の超爆利金融『カウカウファイナンス』の経営者である丑嶋馨とその従業員の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリー。

 

物語は各エピソードの中心となる人物の視点で進み、丑嶋はそれらの人物に接触する狂言回し的存在である。

 

「-くん」とギャグ漫画を思わせるタイトルに反して、多くのエピソードにおいて人々が救いのない状況に陥る様が描かれている。

一般人が覚せい剤に依存し廃人となってしまう様、洗脳により自己決定が出来ない状況に陥り殺人を犯し、極めて陰惨な内容が大半を占める。

人が依存して借金をするものがパチスロからソーシャルゲームになったりと、話が進むごとに時代の変遷も見えてくる。

 

なお「-くん」というタイトルは、当時流行した「むじんくん」(アコム)、「お自動さん」(アイフル)などのサラ金の自動契約機のネーミングから着想を得ている

作者の真鍋昌平が通っていた工業高校は所謂「ヤカラ」の集まりだった。そこで真鍋はいじめを受けていた。

その学生時代にヤカラを観察する能力を身に付け、また、アウトローな人間には一般人にはない魅力があるため、それを表現したいという思いでこの作品を描くことになった。

 

 

もっと詳しく知りたい方は↓こちら。

ja.wikipedia.org

 

あらすじにも掲載されてあるように

人間の持つ過度な依存心や虚栄心が、自分で自分を追い込むようになって

結果的に救いようのない人生を、自ら生み出してしまうということ

見ていて考えさせられる内容でしたねぇ。

 

そしてウシジマくんというキャラクターを見ていると

「アウトローな人間」ならではの魅力があることも感じたりします。

 

普段、ほとんど笑顔を見せることもなく

ぶっきら棒で感情のない話し方で

徹底的に債務者を追い込むところは冷血無慈悲に思えるんですけど

でも

債務者自身が「本気で自力で這い上がろうとした時」には

ちゃんと手を貸してあげて再生の道に導いてあげたりするので

救世主みたいに思えて頼りがいある人に思えてくるんです。

 

やっぱり、人にすがろうとするだけだったり

他力本願の人間に手を貸しても、同じことの繰り返しだと思うと

自力で這い上がる気持ちのない者には何をしてあげても無理

っということがわかっているからなんでしょうね。

 

そこを、ちゃんと見極めて対応する点が

ウシジマくんの人間としての力量と魅力なんだと思います。

 

 

そのウシジマくんの役を原作のイメージを壊さず

見事に演じた山田孝之さんの演技がナイスなんです(・∀・)Good!!

ハマり役だなぁって感じましたよ。

 

山田孝之さんと言うと、最初の頃は

女の子みたいに可愛い顔をした好青年役が多かったですけど

そのイメージを打破したくて、汚れ役など演じ始めたことで

演技の幅が広がって、個性的なイイ俳優さんになりましたものね(*^▽^*)b

 

 

そして、ウシジマくんの名言についてなのですが。

いいとこ突いてて、全てに共感できて納得できるんですよねぇ。

 

 

 

「ルールを決めるのは強者だ。金と権力のある奴等だ。強者は自分に都合のいいルールを作る。だから、いつも弱者がわりを食う」

 

「金のねェ奴はとことん搾られ、尊厳まで奪われる」

 

「弁護士が広告を出す時代だ。無知な奴はますますイイカモだぜ」

 

「無理して相手に合わしてもその場限りだし、無理して着飾っても一瞬の優越感しか味わえねェ。見栄っ張りの連中は、そんなのが無意味だってのに気付かねーのな」

 

「豚を殺す罪悪感もなくコマ切れ肉を食い、自然を壊す罪悪感もなくモノをゴミにする。今の生活は負担を感じないように出来ているから人間が鈍感になる。」

 

「物の価値判断ができねぇー奴は高ければ高いほど価値のある物って信じ込むから、ブランド品をありがたがって買うんだ。ブランド品も情報商材も”イメージ”を高価で買わされてるンだ」

 

「無人契約機の普及で借金がしやすくなった上に、テレビCMで慣らされ、借金への抵抗がゆるくなった。多重債務者は借入れ残高を貯金残高と錯覚し…限度額いっぱいまで借りまくり、パンクする」

 

「パチンコ店なンて客20人に1人が勝つ設定だから、通いの素人はまず勝てねェ。なのにパチンコ依存症は負けをパチンコで取り戻そうとするからハマる一方だ」

 

「俺達が相手にしてる連中はよ、孤独に耐えられねェ連中だ。それを簡単に解消する手段を安易に手に入れた連中だ。だがよ、簡単に手に入るものは、大切にできねェ。」

 

「強い国は弱い国から奪い、資本家は労働者から奪い、政治家は国民から奪う。世の中は奪い合いだ。ちょっとずつ気付かねェようにしているだけで、俺が『奴隷君』から奪うのとなンも変わらねェ。奪るか奪られるかなら、俺は奪る方を選ぶ」

 

「自分がしてきた事の責任を何処かできちんと取れば人は変わる」

 

「結果なんて、どーでもイイ!このテストは課程が重要なんだ。人に答えを求めンな!テメーで考えろってコトだ!」

 

「孤独を受け入れないと大人になれない。大人になれないガキばかりの国でお前は大人にならなきゃなンねェーンだ」

 

「人は嘘を平気でつく。行動で示す奴しか俺は信用しねェ」

 

 

 

そんな風にシリアスでダークな内容がメインですけど

「カウカウファイナンス」の従業員が暇な時に

リズミカルに手拍子を取りながら

皆で「可愛いものしりとり」をして遊ぶシーンだったり

 

ウシジマくんの幼馴染でもあり情報屋をやっている戌亥(綾野剛)との

駄菓子屋の前で、色んな駄菓子を食べながらするトーク

シュールで面白かったりして笑えてきちゃって

束の間、ホッと気持ちを和ませてくれるシーンだったりするんです。

 

 

このドラマはパート1がウケたこともあり

パート2とパート3まで続編が続き、映画化もされました。

 

 

闇金ウシジマくん Part 2
 

 

 

闇金ウシジマくん Part 3
 

 

 

 

中にはグロいシーンや、エグいシーンも出てくるので

そういうのが苦手な私は目を覆いながら見るんですけど(笑)

それでも見たいか? うん。見たい!

っという感じで(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

どれも見ましたけれど、見応えがありました(*ˊᗜˋ*)v

 

ウシジマくん以外の出演者も

多種多様な性質の人間が登場してきて、興味深かったりします。

 

まぁ、見ながら「こんな落とし穴に足を踏み入れないよう

気をつけなきゃ!」っという戒めにもなりますね。

 

っと言うことで

私のハマったドラマ『闇金ウシジマくん』についてでした(*^_^*)

 

スポンサーリンク