ON THE ROAD~プチひきこもりの明日に架ける橋

バツ2の私が経験を元に、色々綴っています

立原えりかの童話講座通信教育を受けていた頃に課題で書いた童話『タイムトラベラー』

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二十代半ば過ぎの頃だったかなぁ。

童話作家に憧れた時期があってね(*^^*)

高校生の頃から、物語が思い付くと

ちょこちょこ書いたりはしてたんですよ〆(゚▽゚*)

 

でも、本格的に童話制作について勉強してみたくなって

通信講座の「立原えりかの童話講座」を受けたんです。

 

 

 

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画像引用元➡ 

ユーキャンの立原えりかの童話塾通信講座 /【Buyee】 "Buyee" 日本の通販商品・オークションの代理入札・代理購入

 

 

講座を受けたからと言って才能がなければ、それまでなんですが💦

童話の世界観の表現方法だけでも知りたかったんです。

 

実際に学び始めると、童話の世界は奥が深くて

大人向けの小説を書くより難しいということを知りました。

 

で、課題を提出すると

童話作家の立原さん本人が添削指導して下さって

色々とアドバイスなどが記載されて、返却されてくるんです。

一応、全課程をクリアして卒業証書だけは送られてきたんですがね。

 

その後は、自分の力で公募雑誌などに応募してね!

っという流れだったんです(*^日^*)

何回か、絵本を描いて応募したこともありましたけれど

悲しいまでに落選続き(笑)

 

私の描いてた絵本は、どちらかと言うと

絵本というよりも漫画みたいだったんですよねぇ。

自分の当時の悲しく感じた想いを作品にぶつけてただけでね。

 

 

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で、今日は何となく、講座を受けていた時に書いた

課題の物語について思い出したりしたので

ブログに載せてみようかなって思ったんです( ̄∀ ̄*)イヒッ

 

その課題には

必ず物語の中に入れなければいけないキーワードが与えられてね。

そのキーワードというのが

  • 「男の子」
  • 「女の子」
  • 「赤い手袋」
  • 「雪が降る」

だったんです。

 

執筆にあたり、あれこれ構想を練り始めて

そして完成したのが☟こんな物語でした📖

 

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『タイムトラベラー』

 

雪の降る日のことです。

ひとりの男の子が、一風変わった格好をして、パーティー会場の中にたたずんでいました。

その男の子は、ずっと自分の住む町を求めて、未来や過去の国を旅するタイムトラベラーでした。

そして今、ある国を訪れ、その町の様子を観察しているのです。

 

そこでは、ちょうどパーティーが開かれていました。

この国の人は何かにつけ、パーティーをするのが大好きです。

 

そして面白いことに、みんな同じようなヘアスタイルで、同じような服装をしていて、同じようなブランド品のバックやネックレスや時計などを身につけていました。

まるで人間をコピーして撒き散らしたかのように・・・。

 

その中で、唯一、男の子だけ違った格好をしていたので、とても目立ち、派手な服を着て人に媚を売る女の子達が集まってきました。

 

「まぁ。あなた面白い格好ね!その服は、どこのメーカー?そのヘアは、どこのお店でカットしたの?その靴は?・・・・」

 

矢継ぎ早に質問する女の子に、男の子は、唖然として、何だか、とんでもない所に来てしまったなと思ったのです。

 

そうこうしているうちに、会場にダンスミュージックが流れ、みんな踊り始めました。

 

男の子は、プログラム通りに、分刻みで進むパーティーの流れの中で、この国の性質を少し感じとっていました。

【ここは、ちょっと時間に、ゆとりのない世界みたいだなぁ・・・。何だか疲れてしまう・・・。】

 

そう思っていると、ひとりの女の子が寄ってきて、男の子に声をかけました。 

 

「ねぇ。今日、私。パートナーがいないの。もし良かったら、お相手してくれない?ハイ、これ今日用意してきたプレゼント。受け取って!」

 

男の子に有無を言わせず、女の子は次から次へと話を進めてしまいます。

仕方なく女の子の言うがままに、男の子も、前もってコンピューターのデーターで、調べて用意してきたプレゼントを女の子に渡したのです。

 

「何かしら?開けてもいい?」

 

男の子は、そう言われ、うなずきました。

 

すると、そこには、何の変哲もない赤い手袋が入っていました。

高級品ではありませんが、こんな雪の日には、とても暖かそうな毛糸の可愛らしい手袋でした。

 

女の子は怒って「バカにしないでよ!!」と言い残し去ってしまいました。

 

男の子はガッカリしてタイムカプセルの中に戻り、他へ移ることにしたのです。

そして、最後に、この国の名を調べたら、そこには、こう書かれていました。

 

『1993年・日本』  

 

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当時の社会を揶揄した風刺作みたいにしたんですけれどね(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

言わんとしてることが通じたかどうかは、わかりません。

 

でもね。

この課題の答えとして、立原さんが書いたアンサーストーリーは

とても残酷で悲しい物語だったんですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

 

ちょっと衝撃的でしたけれど

童話って、華やかな夢物語というイメージを持たれやすいですが

意外と《現実ってこういうものだよ》と教えてくれる題材でもあるんだ

っということを、そこで学んだ気がしたんですよ。

 

道徳心・教訓・人間の本性

そういったものを取り入れながらね。

大きなテーマを伝えなきゃいけない媒体なんだなぁってね。

 

それを子供達が読んでも、ある程度把握できるように

書いていかなきゃいけない。

つくづく奥が深いと感じました。

 

っということで

昔、書いた童話講座の課題の作品についてでした(o'∀'o)ノ★゚。+。

 

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