【第四弾・安室奈美恵】70年代~90年代を代表する5人の歌姫たち(山口百恵・松田聖子・中森明菜・安室奈美恵・浜崎あゆみ)
さてさて、少し中断してしまっていた「歌姫シリーズ」でしたが。
前回は80年代の歌姫を代表する明菜ちゃんについてでした。
80年代にデビューした聖子ちゃんや明菜ちゃんの威力は凄かったですが
その人気も、ずっと同じ熱量で続く訳ではありませんでした。
時代は90年代へと移り変わり、同時に世代交代も始まって
そこには新たな歌姫が、また現れてスターダムにのし上がってきたのです。
90年代の歌姫
90年代にデビューしてトップの座に君臨した歌姫というと
2人とも、それぞれに個性豊かでカリスマ性も強く
世間に多大なブームを巻き起こした歌姫でした。
そこで今日は、先に安室ちゃんについて取り上げていきたいと思います。
★安室奈美恵★
安室ちゃんのデビューのキッカケというと…。
安室ちゃんは、小さい頃からダンスが好きで、出身地の地元にある
「沖縄アクターズスクール」に通っていました。
でも、入校するにあたって、ちょっとしたエピソードがありました。
入校する前に、スクールに見学に行った際
安室ちゃんの家庭は母子家庭だったので、月謝が払えないということもあり
最初は入校を断念しますが、スクールの校長にスカウトされて
異例の特待生としてレッスンを受けれるようになったんです。
ただ、交通費にお金をかけないためにも
スクールまで1時間半かかる距離を
安室ちゃんは週に3日、歩いて通っていたんです。
まだ小学生だったのに
そこに、安室ちゃんの芯の強さと真摯さを感じますよね。
そうやってスクールで訓練するうちに、安室ちゃんは中学2年生の時に
1992年にダンスパフォーマンスグループの「SURPER MONKEY'S」のメンバーに選出されるのです。
そのグループの構成は安室ちゃんとMAXのメンバーでした。
(MAXも、後に単体のグループで売れていきましたよね)
そしてグループでの活動が東京のテレビスタッフの目に留まり
徐々に全国区のテレビに出演していくようになりました。
1993年1月にはドラマ『いちご白書』で女優としてデビューもします。
1994年4月からは子供向け番組『ポンキッキーズ』に出演するようになり
鈴木蘭々とコンビを組んで「シスターラビット」としてレギュラー出演しました。
この番組は、私が小さい頃から見ていた「ひらけポンキッキー」が
次世代に合わせるかのように、タイトルや内容を変えた番組でもあって
子供達も毎日見ていたので、私も見てました📺
この時に安室ちゃんの存在を認識した感じでしたねぇ。
第一印象は、ホント、可愛いモンキーみたいだなぁっという印象でした。
こうして以前に増して認知度も高まり
同年7月にはグループ名を「安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S」に改名して
シングル「PARADISE TRAIN」で歌手デビューを果たします。
- アーティスト: 安室奈美恵,売野雅勇,小西貴雄,カラオケ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1994/07/20
- メディア: CD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この頃から、エイベックスの松浦勝人氏によるプロデュースも始まり
(松浦氏、今世間をにぎわしてますけれどね(*^日^*))
1995年1月にユーロビートのカバー曲「TRY ME~私を信じて~」を発売したことで、安室ちゃんの人気に火がつき始めました。
安室ちゃんの個性に似合っている曲でしたものね!
- アーティスト: 安室奈美恵,鈴木計見,カラオケ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1995/01/25
- メディア: CD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
この曲がヒットしたことで
同年4月からは音楽番組「夜もヒッパレ」でレギュラー出演するようになり
次のシングルからは、安室ちゃんの単体名義でのリリ—スになります。
前作と同じようにユーロ—ビートのカバー曲「太陽のSEASON」を発売し
これが事実上のソロデビュー作となりました。
当時はユーロビートの音楽が流行り始めた時代もありましたよね。
安室ちゃんの華麗なダンスパフォーマンスや
アーティスト並みの歌唱力と感性が、その流れに上手く乗ったように思えます。
- アーティスト: 安室奈美恵,鈴木計見,DAVE RODGERS,カラオケ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1995/04/26
- メディア: CD
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
そして
安室ちゃんにとって大きな影響を与えた小室哲哉さんとの出会いがあり
当時、歌謡界を制覇していた小室ファミリーの一員になり
一気にスターの道を駆け抜け始めるです。
小室哲哉さんが手掛ける曲は、次から次に大ヒットしていきました。
1995年10月には「Body Feels EXIT」を発売。
同年12月には「Chase the Chance」を発売。
どれもオリコンチャート首位入りします。
私も、カラオケで歌ったりしましたけれど
ラップが上手く歌いこなせなかったですねぇ(〃'∇'〃)ゝエヘヘ
安室ちゃんは、歌だけではなく
ファッションリーダーとしても、世の女性陣に支持されて
その服装やヘアスタイルなどを、真似する女性も増えていき
世間では、そういう女性達のことを「アムラー」と呼ぶようになり
「アムラー」は流行語にもなりましたね。
私もワンレンにはしませんでしたけれど、両サイドにシャギーを入れて
流行った厚底ブーツなど履いて
安室ちゃんもどきなスタイルをしてましたよ( ̄∀ ̄*)イヒッ
その後も、数々のシングルやアルバムを発売し
意欲的にコンサート活動も行い
1996年には【安室奈美恵 withSUPER MONKEY'S」も活動終了し
ここで、安室ちゃんとMAXは完全に独立する形になりました。
そして、明菜ちゃんが成し遂げた快挙を、安室ちゃんも
1996年3月に発売した「Don't wanna cry」と
1997年1月に発売した「CAN YOU CELEBRATE?」で
2年連続でレコード大賞の大賞を受賞するんです。
安室ちゃんのそれまでの活躍を見てれば、納得のいく受賞でしたよね(*^^*)b
ちなみにレコード大賞の大賞受賞曲「CAN YOU CELEBREATE?」は
ドラマ『バージンロード』の主題歌でした。
このドラマも見てた覚えがあるんですけれど
ハートフルで心温まる内容だったような気がします。
最後には訳ありだった主人公でしたけれど結婚したのかなぁ。
そんなドラマの内容とカブるかのように、安室ちゃん自身が妊娠して
小室ファミリーでもある「TRFのダンサー・SAM」と結婚するんですよね💛
その年のNHK紅白歌合戦でオオトリを務めた時に
感極まって涙を流しながら
この曲を歌っていた姿が脳裏に焼き付いています。
そして1998年は出産のために、芸能活動を休止します。
お休み中、安室ちゃんは出産する喜びと同時に
復帰したら芸能界に自分の居場所がなくなるんじゃないか?
っという不安に襲われたりしていたようでした。
でも、そんな不安は取り越し苦労というように
その年の12月に復帰作として発売した「I HAVE NEVER SEEN」はヒットしたんですよね。
皆、安室ちゃんの帰りを待っていてくれました!
この曲もドラマ『夜逃げ屋本舗』の主題歌になって
中村雅俊さん主演で、夜逃げをする人をお手伝いする内容のドラマで
面白かったですし、この曲も凄くマッチしてたんです(・∀・)Good!!
そうやって順調に復帰した安室ちゃんでしたが
1999年3月に、愛する母親が殺害されてしまう事件が起きました。
普通の亡くなり方ではない分、ショックも大きかったと思うのですが
気丈な安室ちゃんは、悲しみに負けずに
その後も予定通りにスケジュールをこなしていくんです。
自分がプロのシンガーなんだということを
強く自覚していたんでしょうね。
何があっても仕事に穴をあけちゃいけない
っという意識が強かったんでしょう。
そして2001年以降は、小室プロデュースを離れて
新たなクリエーター達の楽曲を選曲するようになっていき
楽曲制作においてもセルフプロデュースするようになり
もともと、志願していたR&B(リズム&ブルース)のシェアを
歌とダンスで表現するようになっていきました。
小室ファミリーだった頃より
大人の曲を歌うイメージがついてきましたよね(`・ω・´)b
自分独自の音楽性を見出した感じで。
それと共にテレビ出演よりも、コンサート活動がメインになっていき
MCが苦手な分、歌って踊り続けるステージを繰り広げていきました。
その後、2002年に離婚をしてしまいますが
2005年に親権を自身に移してからはシングルマザーとして
子育てにも手を抜かず、勢力的に活動していくようになりました。
でも、2017年9月に衝撃的な引退宣言をするのです。
世間をあっと驚かせた引退理由は
真面目で完璧主義でストイックな安室ちゃんらしい理由でした。
その理由について、安室ちゃんは☟このように語っていました。
ちょっと声帯も色々と壊してしまって、そういう不安もあったりもしていたので。
そろそろ声帯も限界なのかなとか、声もうまく出ないとか、そういうのもあったので。
いい状態の安室奈美恵をファンの想い出に残したい。
40歳過ぎて、長時間踊りながら歌い続けるというステージも
肉体的にハードだなと感じたりもしてたんでしょうね。
少しくらい誤魔化しちゃえばいいやなどと
妥協できないからこそ、潔く引退する道を選んだんでしょうね。
そんなプロ意識の高い安室ちゃんの
シンガーとしてのプライドの在り方に感動したりしました。
そして、惜しまれながら
2018年8月にファイナルコンサートを終えて
翌月9月16日に完全に芸能界を去るのでした。
安室ちゃんの曲は上記☝に掲載したもの以外で
- 1996年発売「SWEET 19 BLUES」
- 2000年発売「NEVER END」
- 2014年発売「BRIGHTER DAY」
- 2016年発売「Mint」「Hero」
- 2017年発売「Showtime」「Finally」
これらの曲も好きでしたよ(((o(♡´▽`♡)o)))
最後まで力一杯、駆け抜けた歌姫という感じがしますよね。
引き際が素晴らしいなと思ったりしました。
百恵ちゃんと同じように伝説になったなと。
っということで、今回は安室ちゃんについてでしたが
次は、その安室ちゃんと、いつも比較されてしまっていたもう一人の歌姫
浜崎あゆみさんについて取り上げたいと思っています☆d(o⌒∇⌒o)b ★
では、また(o'∀'o)ノ★゚。+。☆