人間交差点「仕事面では尊敬できたが女性関係に問題ありな生命保険会社の元上司A」
そのアクの強い個性的な性質から
私の脳裏に焼き付いて、記憶の底に印象深く残っている。
そんな実在する人物について綴ってきているこのコーナー。
これまでに取り上げてきたのは…
- ホリエモンを崇拝する少年
- 打算だらけで利己的に生きていた魔性の女
- 見栄っ張りなだけで夜逃げした工務店の社長
- 悪い男に操られて店の売上金を盗もうとした少女
- 人を狂気に陥れる悪魔のようなジュエリーショップの女店長
以上の方々についてでした。
どちらかと言うと、今までは
悪人タイプな方々にスポットを当ててきましたが(笑)
今回は、仕事する上では尊敬できる人だったけれど
女性問題では、どうなのかな?っと疑問を抱いてしまった人について。
その上司Aと私が出会ったのは
私のママ友兼バツイチ仲間だった友達に誘われて勤務し始めた
とある生命保険会社でした。
現在、その会社は十数年くらい前に破綻してしまって💦
外資系に吸収されてしまったんですけれどね(;^ω^A
教員や自衛官向けの共済保険なども扱っていて
公務員の方々にとっては良い保障制度を
提案出来ていた会社だったような気がします。
そして、そこで彼は支部長をやっていた上司でして
高卒ながらも、途中入社して現場で営業経験を経て
叩き上げで昇進してきた「真の実力と能力」を持つ上司でした。
有言実行タイプでもあり、人望が厚く
部下や多くの顧客から多大な信頼も得ていて
会社の営業方針がおかしいと思っていたら
上にも噛みつくような人でもありました。
ほとんどの保険会社の上司は、現場経験が浅くて
運営方針は机上の空論でしかないパターンが多かったんですけどねぇ。
なので新人が入社したら、身内や知人などのところに行かせて
他社に加入している保険を乗り換えさせる指導をするんです。
ホントは、それって
お客様にとっては損するやり方なんですけどね┐(´~`;)┌
でも、その上司Aは違っていました。
新人には、本当の営業力を身に付けさせたいという考えがあって
担当した地区や学校の教員などの顧客のところに行って
まずは、現在加入している保険の内容を
図にしながら詳しく説明をして、今、どんな保障が足りていないかを
顧客に気付いてもらって、足りない保障を補填するために
新しい保険商品に加入するよう勧める仕事のやり方を
指導してくれていたんです。
今の時代で言うと、顧客ファースト的な感じかな。
単なる昔ながらの「お付き合いで加入する保険」の営業のやり方を
否定するとまではいかなくても、それをさせないようにしていました。
その上司A自身が勉強家でもあって
他社の保険商品についても、よく熟知していたんですよ(`・ω・´)b
それゆえ、お客様から他社の商品のことでわからないことがあれば
他社の商品なのにキチンと答えられたりして
その保険が本当に、そのお客様にとって大事な内容の保険であれば
そのまま継続することを勧めたり出来る上司でした。
だからこそ、お客様からも信頼されて相談も受けるんですけれどね。
保険会社の垣根をとっぱらって
もう、ファイナンシャルプランナー的な立ち位置になっている人でした。
保険の役割って、死亡や医療保障の確保だけじゃなく
貯蓄や貸付制度や将来の生活資金の確保
相続税や、あらゆる税金対策としての役割もあるんですよね。
保険の勉強をすると面白いですよ(*ˊᗜˋ*)
保険の基礎知識も知ることが出来ますし
平均寿命と平均余命の違いとか
最近問題になっている余生を生きるのに必要な資金2000万についても
保険業界では、とうに換算できていて
お客様に、それを確保できる商品を勧めたりしていました。
保険商品って金融商品でもあるので、金融系の勉強も出来たりして。
その他にも財産相続の勉強で、相続分やら遺留分だとか
相続にまつわる勉強も出来たりしてね。
で、その上司Aは、いつも朝礼で
人として大事なことについても話してくれていたんです。
保険会社も女社会だったりするので
やはり、お客さんを取った取らない
自分が1位になったならなかったで
色々、嫉妬の嵐で醜いわけです(⌒-⌒; )
特にお局様とか、長年勤務していて女王様的なポジションにいる人は
プライドも高いので、他者への攻撃も凄いんですよね。
そういう人達に向けて、直接的に言うと怒りを増すだけなので
間接的に一般論として、こんなことをしたら自分が醜いだけだ
ということを語ってくれるわけです。
例え話をしながら
人を攻めるようなことをしても
それは天に唾を吐く行為で
自分に返ってくるだけだからやめなさい
っという感じでね。
で、お局様たちも、その上司Aを慕っていて嫌われたくないので
そういう話をされるたびに、勢いが収まる感じで(*^日^*)
うまく、その上司Aは、部下たちのたずなを引いていました。
そういう姿を見ていて
本当に尊敬できる上司像だなって思っていたんですよ。
でもねぇ~。
その上司A自身も言っていたんですが
「営業の仕事は女を口説くのと似ている」
って( ̄∀ ̄)ニヤリ
だから、営業が上手くなれば女性を口説くのも上手くなると。
なるほど、相手の心にうまく入り込めるということですなぁ(笑)
上司として尊敬できて信頼もおける人ゆえ
やはり、モテるんです( ̄∀ ̄)b
あっ、見た目は前髪の両サイドの生え際が後退してて
サリーちゃんのパパみたいな髪型になっていて
顔はイケメンでもなく、普通の50過ぎのオジサンでしたけれどね。
営業で学校などに訪問する際に
上司Aが同行する時もあるわけですよ。
で、上司Aとしても自分になびくのが
どういうタイプの女性なのかも、自分でわかっているわけです。
そして、同行した帰りに、お茶でもして行こう
っという流れになり…。
その後、帰り道で口説き落とすらしい(笑)
私の友達が、まんまと、その手に乗せられました(*^日^*)
そして、私と同期入社した女性も、同じくそのパターンで(笑)
おそらく、会社内には、そういう人達が他にもいたんじゃないかと。
まぁ、私の友達の場合はアッサリ系なので
後を引かずに割り切ったりできてましたけれど
私と同期入社した女性の方が、本気モードになってしまって
仕事も手につかない有様で、会社でも急に泣き叫ぶようになって…。
もう、手におえない状態。
その時は
上司Aも、もう少し相手を選べっちゅうにって思いましたけどね(笑)
遊べないタイプの女性に手を出したら、そりゃそうなるわなぁっと。
そんな騒ぎもありましたけれど…。
私は経済的なこともあり、また水商売の世界に戻っていったんです。
それから数年して、私が再婚した後に
その上司Aから連絡があってね。
その時には、その上司Aも一度会社を辞めて
今度は普通の平社員として
外資系に吸収されたその会社に勤務したようで
1人、会社の近くにあるファミレスで勤務していた女性を勧誘して
保険会社で働くよう段取りできたようなんですが。
でも、彼女も1人じゃ不安だと思うから
私も一緒に勤務しないか?っという話だったんです。
再婚して水商売をやめたばかりの頃でもあって
仕事を探してた時期だったので
次の仕事が見つかるまでの繋ぎとしてなら良いかと思って
私もまた、その会社に勤務することになったのですが…。
ファミレスで勤務してたというその女性が
やたら、私に上司Aは、どんな人なのか聞いてきたんですよ。
なのでジョークも含めて
「仕事は出来て尊敬できるけど、女性関係の方はねぇ~~」
っと答えると、神妙な顔をして何だか心配してたんです。
その時点で
まさか、また上司Aは手を出したのか?
っと思っていたんですけれど…。
その女性が、保険の勉強をしていくうちに
自分の家庭に不足している保障について
考えだしたら悩みこむようになって
本来なら「お客様に不安を煽って保障が必要なことを伝える」のが
1つの営業トークになっているのに
彼女の場合、ミイラ取りがミイラになってしまって
自分の保障の方が、気が気でなくなって不安になってしまって
仕事に集中できなくなってしまったんです( ̄へ ̄|||) ウーム
で、上司Aも彼女のフォローしてあげないしで
何なんだろ?っと思って彼女に色々と尋ねてみたら
案の定、上司Aは彼女を口説き落としていて
入社する前に手をつけてしまっていたようでΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
でも、そこまで彼女が保険について悩むとは思っていなかったのと
彼女の想いも、本気モードになるとは思っていなかったようで
上司Aは彼女の扱いに困っていたようだったんです。
私としては上司Aに対して
おい!公私混同するのもいい加減にしろ!
っと言う感じだったんですよねぇ┐(´~`;)┌
でね。
少し上司Aのことを、こらしめようと思って
上司Aと私の友達が
まだ、たまに連絡を取り合っていることを知っていたので
友達の方から、お説教してもらうようにしたんです。
すると上司Aは
「え?女同士って、そこまで通通なの?」って言ってたみたいで
女は、そういうことを他人に言わないと思い込んでいたようでね。
いやいや、女って普通相談し合うでしょって思うんですけど(*^日^*)
そういうこともあって、上司Aとしては
全てを知っている私と顔を合わすのも気まずくなったようなので
私も、他に良い仕事が見つかったということもあり
その会社をスムーズに辞めてきたんですけれどね。
何というのか、上司としては素晴らしい人でしたけれど
女性関係では、問題起きても自分で解決できないくせに
アチコチ手を出しまくって、ダメンズな人だなっと言う感じでした。
今は、いい歳でしょうから隠居生活してると思いますが
やはり、不思議な人だったなぁっという印象が残っています( ̄∀ ̄)ニヤリ