ON THE ROAD~プチひきこもりの明日に架ける橋

バツ2の私が経験を元に、色々綴っています

浜田省吾「日はまた昇る」

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今日は、久しぶりに好きな歌について。

今回は、ファンでもある浜田省吾さんの歌の中からチョイスしてみました。

 

浜田省吾「日はまた昇る」 

 

日はまた昇る

日はまた昇る

 

 

日はまた昇る (2001)

日はまた昇る (2001)

  • 浜田 省吾
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

この歌は1998年にシングルとして発売されているんですけれど

2001年に発売されたアルバム『SAVE OUR SHIP』にも収録されていて

アルバムの要になっている歌でもありました。

 

1998年というと、当時私はシングルマザーで、一家の主であると共に母であり女でもあり

仕事や子育てに追われる一方で、恋愛でも色々悩みを抱えていたりした時期でした。

1人で何役もこなしていると、時折、全てを背負いきれない気持ちになって、挫けそうになることも多々ありました。

そういった中で、この歌は色んな迷いを吹き消してくれて、明日へと一歩踏み出すパワーを与えてくれる応援歌になっていたんです。

 

その後再婚した後も、二番目の夫の浪費癖に悩まされ、借金ばかりかさむ暮らしの中で

いつまでたっても、安心した生活を送れないでいることに嘆き悲しんでいる時にも

この歌はエールを送ってくれて、諦めずに前進する気持ちにさせてくれました。

 

そして、極め付けでもあるかのように、40代半ばになった頃

ある日、突然左半身が30分間ほど麻痺した時があり、何かと想い脳外科を受診したところ

生まれつきの病気で、10万人に1人発病する【先天性脳動静脈奇形】という持病があったことが発覚したんです。

左半身が30分麻痺したのは、その持病に伴う❝てんかん発作❞の1つだったようでした。

 

【先天性脳動静脈奇形】というのは…。

「母親のお腹にいた時期に、脳の血管が形成される際

本来ならば動脈と静脈は、毛細血管を通して血液が流れるように作られなければならないのに

この病気の場合、毛細血管が形成されず動脈と静脈がダイレクトに繋がって出来てしまったため

血液の流れに圧力がかかると、血管が破裂して脳内出血を起こす」

という病気なんです。

 

今まで聞いたこともない病名で、何がキッカケで血管が破裂するかは、医師でもわからないようで、神のみぞ知るという状況に置かれ

オペすることも難しい状態でもあったため何も処置できず

そんな病気だったと知り、愕然としてしまい数カ月は恐る恐る毎日暮らしていました。

 

そして、てんかん発作が起きるようになってからは、車の運転も禁止され、色々と他にも制約されることがあり

あらゆることが不自由になったと感じて落ち込んだりしていました。

 

でも、その時にも、この歌が励みになったんです。

 

この歌詞↓の部分などは、こういう解釈をすれば「不幸に思えること」も「単に通過地点でしかないこと」に転換できるんだと、思わせてくれました。

 

「今日まで何度も厄介な事に 見舞われてきたけれど

今もこうして暮らしてる これからも生きてゆけるさ」

 

「闇の向こうに何があるのか 誰ひとりわからない

わからぬことをわずらうよりも 今日この時を生きていたい」

 

「長い旅路の色んな場所で 数えきれぬ人に出会う

誰もが皆 自分の人生と闘っている」

 

「どの道を歩いて行こうと 君は君のその人生を

受け入れて楽しむ他ない 最後には笑えるように 

 

本当に生きていると厄介な事だらけですよね。

でも振り返れば、その都度その都度、何とか壁を乗り越えてこれて、今も生きていれていますし

この先に何が起きるかなんてわからないうちから、あれこれ考えて怯えて生きているよりも

生きているのは今現在なんですから、今この時を大事にしていきたいって思いますよね。

そして、人生と闘っているのは自分だけじゃないんだと思えることも大切で

皆だって同じように、色々背負って闘いながら生きているんだと思うと、自分も頑張ろうと思えます。

 

そんな風に、この歌によって何度も折れそうになる心が救われました。

「人生を受け入れて楽しむ他ない 最後には笑えるように」

っという歌詞なんて最高ですよね!

最後に笑えたら、それで良いんです。

全てスムーズにいく人生なんてないんですから、自分に与えられた人生を受け入れるしかないですものね。

でも、その中で腐っていないで、どう楽しむかが大事なんだということを

この歌に気付かせてもらえた気がします。

 

今も、病気の方は小康状態ですけれど、この状態で1人暮らししていて不安じゃないか?と聞かれる時もあります。

でも、この病気が発覚したことで、悩みの種にしかならない二度目の夫とも離婚できたんじゃないかなと思うと

「人間万事塞翁が馬」というように、災い転じて福となったのだと思えるんです。

なので、気楽に暮らせているんですよね。

 

どうか、この歌が他の誰かの心をも、支えうる応援歌になりますように(*^人^*)

 

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