ON THE ROAD~プチひきこもりの明日に架ける橋

バツ2の私が経験を元に、色々綴っています

Mr.Children「HERO」

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今日は、久しぶりに私の好きな歌について綴ってみようと思います。

 

 このカテゴリーで、1番最初に取り上げた歌は、Mr.Childrenの「くるみ」でした。

 

bluesky-18-tt.hatenablog.com

 

ミスチルの歌も好きな歌が多くて、つい頭によぎってしまうんですよね(^-^;

なので、今回もミスチルの歌をピックアップしてしまいました( *´艸`)

 

そのタイトルは…。

「HERO」

HERO (初回盤)

HERO (初回盤)

 

 

 

HERO

HERO

  • provided courtesy of iTunes

 

この歌は、ミスチルのボーカル桜井さんが、小脳梗塞を患ってしまい

暫くの間、活動休止された後

元気になられてから発売された復帰作第一弾の曲でした。

 

私が、この歌を初めて聞いたのは、本人が歌っているものではなく

毎年クリスマスになると、小田和正さんが「クリスマスの約束」と言う番組

他のミュージシャンの方達の歌を歌われるコーナーがあったんですけれど

そこで、小田和正さんが歌われていたのを耳にした時でした。

 

最初は、誰の歌なんだろう?と思いながら聞いていたのですが

歌詞の中に出てくる

 

 

 

「人生をフルコースで深く味わうための

幾つものスパイスが誰もに用意されていて

時には苦かったり渋く思うこともあるだろう

そして最後のデザートを食べる君のそばに 僕はいたい」

 

 

と言う部分を聞いた時

これは、誰にも真似できない例え方と表現力だなと感じたんです。

なかなか人生を料理に例えるだなんて、こういう発想って思いつかないじゃないですか?

そして、その歌が桜井さんが作った歌だと知って納得したんですよねぇ。

さすが、ボキャブラリー豊富で、自由自在に言葉を扱える桜井さんだなって感じました。

 

 

その後、この歌の全容を聞いた時

これは恋人であったり、子供に捧げる歌なのかな?と思っていたんですけれどね。

もちろん、桜井さんは病気を患ったことで、子供に対して色々思うことがあったようで

お子さんに対する想いを、この歌に込めてはいたのだと思います。

 

でも…。

この歌には、他に隠された桜井さんのパーソナル的な想いも込められていたことを

私は後になって知ることになったんです。

 

桜井さんは、ミスチルの活動の他に

当時、ミスチルのプロデューサーだった小林武司さん

他のミュージシャンたちと一緒に「Bank Band」と言うバンドを結成されていて

定期的にフェスを開催されていたんですね。

そのフェスには、毎回ゲストに色んなミュージシャンが出場されていたんですけれど

2005年に開催されたフェスの際には

なんと!私の好きな「浜田省吾さん」がゲスト出演されたんです!

 

その時、ステージの上で桜井さんは、浜田省吾さんと2人で横に並んで

ギターを演奏しながら、浜田省吾さんの「家路」と言う歌を歌われたんです。

 

 

家路 (1980)

家路 (1980)

  • 浜田 省吾
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

その時の桜井さんの様子は、何だか興奮気味で嬉しそうでした(*^^*)

以前から、桜井さんが浜田省吾さんに憧れて、音楽を目指したと言うことは耳にしていたので

その敬愛するミュージシャンと、同じステージの上に立てて、好きだった歌を一緒に演奏して歌えたら

そりゃ、感激してしまうだろうし嬉しいだろうなぁって感じました。

(う~~浜田省吾さんファンの私としては、桜井さんがメチャクチャ羨ましい~笑)

 

そしてね。

そのフェスで、浜田省吾さんが演奏を終えて、ステージを降りて行った後に

桜井さんは「ん~なにも言うことないわぁ」っと一言告げたのちに

「HERO」を歌い始めるんですけれど…。

途中から泣きだしてしまい、歌えずに詰まってしまう場面があったんです。

会場では、ファンの方々が代わりに歌ってくれていたんですけれどね。

ステージでは絶対に泣かない!と言うポリシーがあった、あの桜井さんが涙を見せた!と言うことで、話題になったくらいで。

それだけ、桜井さんが感極まってしまって、感情を押さえきれなくなるくらい感激したステージだったのだと思ったら

私まで泣けてきてしまいました。←私は動画で見たんですけれどね(;^ω^)

 

そこまで、桜井さんの心を熱い想いにさせたものはと言うと

この2つの歌詞に、その答えがあったんです。

 

 

「小さい頃に身振り手振りを真似てみせた憧れ」

 

 

「ただこうして繰り返されてきたことが

そうこうして繰り返していくことが

嬉しい  愛しい」

 

中学生の頃、桜井さんは浜田省吾さんに憧れて、ホウキをギター代わりにして

その姿を真似して歌っていたことがあったようですが

そんな自分にとってのヒーローだった存在の人と、今こうして共にステージに立てたことの喜びであったり

 

自分が、かつでそうだったように、次の世代のミュージシャン(スキマスイッチなど)たちが

今度は、自分の歌に影響を受けて、自分のことをヒーローのように想い憧れてくれて

ミュージシャンになることを目指して、今それを叶えて同じステージで歌っている。

そう繰り返されていくことの喜びも

この歌には込められているのだと知ると

また違う解釈が出来て、感動してしまう歌になりました。

 

 単なる身近な人にとっての❝HERO❞という意味ではなかったんですよね。

つくづく奥が深い歌だなと感じます。

 

もともと、素敵な歌ですけれどね(*^▽^*)

広い世界で見たら、自分なんて世界を守ることも出来ない、その根性もない弱い男だけれども

せめて、愛する人や子供達だけは守れるヒーローになりたいと願う歌で

自分が無力だと感じた時、勇気を奮い立たせてくれる歌だなとも思います。

良い歌と言うのは、人の心を動かす力のある歌だったりしますよね(*^_^*)

 

☟「家路」ラストの部分~「HERO」で桜井さんが涙してしまう映像

 

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